CreATIVES
クリエイティブ・ディレクター
音楽プロデューサー
作曲家
ミキシング・エンジニア
レコーディング・アシスタント /プロダクション・マネージャー
ランミ・リー
プロダクション・アシスタント

Kubota Engine Discovery

クボタエンジン100周年記念ビデオの音楽制作を依頼されたSynチームは、伝統的な楽器を一切使用しない音作りに挑戦することを決意。ラヴェル作曲の「ボレロ」が土台となっているこのサントラは、クボタのエンジン音と、工場で録音された音のみで制作された。クボタは過去100年以上にわたり高品質な工業製品、信頼性、先駆的な技術の代名詞となっており、世界中の農地や畑に並ぶ産業用車両や農業用車両で確固たる地位を確立している。 なぜ「ボレロ」を題材にしたのか?特に日本で人気が高く、幅広く知られているラヴェル作曲の「ボレロ」は、クボタのエンジンが初めて製造された1920年代に初演された。シンプルな構造で知られるこの楽曲は、前半から後半にかけて特徴的なリズムのモチーフがクレッシェンドしながら反復される。すべての音色が様々な展開を見せながら壮大なクライマックスへと向かっていくため、クボタエンジンの歴史的な節目を表現するのに特に適した楽曲とも言える。クボタの工場に足を運び、エンジン音、スプレー塗装、シリンダーヘッドの研磨音、金属同士がぶつかり合う音など、本物の機械音をレコーディングすることで、アレンジの中で使用出来る多種多様なオーディオ素材を集めることができた。バイオリンの弦を弾いたり、トランペットを吹くと音が響くように、現場で反響する音をサンプリングし、一つの楽器として組み上げた。まさに、フィールドレコーディングの音色で作り上げられたオーケストラ・サウンドだ。

関連プロジェクト
Fiat 500e

Sonic Branding

Amazon ホリデーキャンペーン

Music Composition & Sound Design