広告代理店であるレオ・バーネットに在籍していた彼は、シカゴオフィスでクリエイティブ・ディレクターに就任した時に初めてニック・ウッドとコラボレートし、のちに東京オフィスでエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターを務めた。NIKE、コカ・コーラ、マクドナルド、P&Gといった世界的なブランドのトランスメディア・キャンペーンを主導し、カンヌグランプリをはじめ数々の業界賞を受賞。ロサンゼルスのトロイカデザインに入社後、番組制作からエンターテイメント・マーケティングの道に転身し、AMC、A&E、ABC、HBO、ESPN、ディスカバリーといった数多くのネットワークに携わる。
その後、CNNでクリエイティブ・マーケティングの副社長兼グループ・クリエイティブ・ディレクターとして9年間在籍。40以上のオリジナルシリーズ、CNNフィルム、CNNデジタルマーケティングを含む国内外のあらゆるクリエイティブ・コンテンツを統括した。Synは彼のクリエイティブマーケティングチームと頻繁にコラボレーションをし、2015年の「Why We Go」キャンペーンではエミー賞、また「2021 Might Not Suck」ではプロマックス・グローバル・ビジネス・エクセレンス・アワードを受賞。他にも、スタンリー・トゥッチの「スタンリー・トゥッチのイタリア食紀行」の音楽ライセンシングや、アンソニー・ボーディンとアンダーソン・クーパーの「The Upfronts」にも携わった。ウィットとSynはこれまで築き上げたコラボレーションのアプローチをさらに深めており、体験型コンテンツの分野において新たな機会を模索中。ウィットのクリエイティブ分野における専門知識は、2023年に新たに立ち上げられたSynのウェブサイト展開のアプローチにも生かされている。